このサイトでは、特有の発達スタイルをもつ発達障害の一つ「子どもの自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」について解説しています。
自閉スペクトラム症の患者さん、ご家族、そして支援する
「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手·強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。近年では、早ければ1歳半の乳幼児健康診査でその可能性を指摘されることがあります。
対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。
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自閉スペクトラム症の人たちに共通する特性は対人関係を調整することの難しさとこだわりの強さです。
二次的な問題(二次障害)は本人が受ける過剰なストレスやトラウマが引き金となって生じます。
自閉スペクトラム症に依存しやすい発達障害には次のようなものがあります。「注意欠如・多動症」、「限局性学習症」、「発達性協調運動症」
主な治療法は「療育」と「生活環境の調整」ですが、薬物治療が必要とされる場合は、少ない用量から開始して、副作用が出ていないか確認しながら慎重に行います。
お子さんの発達に心配や不安がある場合には一人で悩まずに、まずは自治体の発達相談窓口に気軽に相談してみましょう。ほかにも地域の発達障害者支援センターや保健センタでも相談に応じてもらえます。
自閉スペクトラム症の子どもは、自分の得意なこと (できること) と苦手なこと (できないこと)がはっきりしています。得意なことを伸ばし、苦手なことは他の人に手伝ってもらいながら社会生活に必要な力を育むために、自律スキルとソーシャルスキルをバランスよく身につけることが大切です。
自閉スペクトラム症の治療の基本は「療育」(治療教育)です。一人ひとりの子どもの状態や特性に合わせた療育のプログラムは、本人の力を引き出してできることを少しずつ増やし、生活上の困難を減らす助けになります。
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