• 夜中に何度も目が覚める

    夜中に何度も目が覚める

    夜中に二度も三度も起きて何か探しているんです

    ご家族の困りごと
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  • 夜中に何度も目が覚める

    夜中に何度も目が覚める

    お財布をここにしまっておいたはずなんだけど…

    認知症の方の気持ち
    認知症の方の気持ち
このようなとき、どうする?
このようなとき、どうする?

01

規則正しい生活リズムをサポートしましょう

デイサービスを利用するなどして日中規則正しい生活を

認知症の方では、夜間に眠れなくなる、何度も目が覚める、生活が昼と夜で逆になる、などの睡眠障害があらわれることがあります。睡眠障害の背景には、認知症の進行に伴う昼夜の認識の難しさや、体内時計の変調、活動量の減少などによる生活リズムの乱れがあります。特に睡眠時間は7時間程度を目標に、規則正しい生活習慣を意識することが重要です。

生活リズムの乱れは睡眠や認知機能に悪影響を及ぼすため、規則正しい生活を送れるようにデイサービスに参加してみるとよいでしょう。デイサービスでの活動は規則正しいスケジュールに従って行われるため、生活リズムを整えるのに役立ちます。また、体や頭を使うレクリエーションによって、十分な刺激を受けることができます。日中の刺激は自然な疲れを生み、夜間の睡眠を促す助けになります。もし、デイサービスの参加が難しい場合は、一緒に散歩をするなど、日中に体を動かす習慣をつけることを心がけましょう。

02

安心できる声かけで不安を和らげましょう

「お財布、〇〇にしまってあるので大丈夫。
明日、一緒に確認しよう」などと安心できる言葉で落ち着かせましょう

こちらに示した例は、夜間に目が覚めた後に、記憶障害によって大切な物の置き場所がわからなくなったことへの不安から財布を探しはじめるという行動に至っています。このような場合は、「お財布のことが気になるよね。でも、〇〇にしまってあるので大丈夫。明日、一緒に確認しよう」などと、不安な気持ちを否定せず、安心できる言葉を用いて落ち着かせるとよいでしょう。

ただし、ここに挙げた出来事は一例に過ぎません。睡眠障害は認知症の進行に伴う日中の活動量の減少のほか、痛みや便秘といった体の不快感などがきっかけになる場合があります。理由や対処法は一様ではありませんので、ご本人の状況や気持ちを受け止め、それに応じた個別の対応をとることが大切です。睡眠障害は慢性的な睡眠不足に発展することもあり、認知症の方にとってつらい症状です。睡眠障害では必要に応じて睡眠を調整するお薬の処方が検討される場合もありますので、睡眠障害がひどい場合は主治医に相談してみてもよいでしょう。

03

落ち着ける就寝環境を整えましょう

落ち着ける就寝環境を、足元には明かりを

睡眠障害に対しては、安心できて眠りやすい環境を整える工夫も必要です。防音や遮光効果のあるカーテンを取り付けて静かで落ち着ける環境を整えるとよいでしょう。また、エアコンや寝具、加湿器や除湿器を活用して、寝室の温度や湿度に気を配り、快適な睡眠をサポートすることも大切です。照明は足元のライトを少しつけておくと、目が覚めたときに安心感を与えることができます。また、暗い中での行動は転倒のリスクが増加しますので、足元を明るくすることは、けがの回避にもつながります。

主治医に相談する際のポイントをまとめました。

こちらにご紹介した症状および対処法は一例であり、すべての認知症の方に当てはまるわけではありません。個別の状況に応じた対処法は異なりますので、このような症状でお困りの方は、ぜひ主治医に相談してください。
主治医に相談する際のポイントをまとめた、こちらの「相談シート」をぜひ活用してください。