あなたに合った薬と出会うために
あなたの生活がよりよいものになるように薬について考えてみましょう。
薬の切り替えQ&A
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切り替えた薬の効果はどのように判断すればよいのですか?
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薬の切り替え完了から6週間は前の薬の影響が残っている可能性がありますから、注意して様子をみていきましょう。十分な量の薬を3カ月くらい飲めば、おそらくどの程度その薬が効いているかどうかわかるでしょう。
新しい薬の効果は、最初の数カ月の間、はっきりせず目立たないことがよくあります。 本人も効いたという自覚がなく、目に見えて症状が変化していないようでも、家族や身近な人たちは「以前の彼女(彼)のようだ」とか、「目の輝きが戻った」など、直観的に変化を感じることがあります。その場合は、「わずかに改善あり」として、6~12か月間はその薬を継続してみていきましょう。
わずかな変化でも、気付いたら医師に伝えるようにしましょう。薬の切り替えの効果や変化などを記録しておくと、医師への情報提供に役立ちます。
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新しい薬があまり効かない場合はどうすればよいですか?
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まずは主治医の先生もしくは治療スタッフの方々にあなたの症状について報告し、その薬が本当に効かなかったのか確認しましょう。
薬の切り替え完了から3カ月たっても新しい薬があなたに合わなかった場合は、以下が検討されます。
以前の薬に戻す
別の薬に変更する
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薬の切り替えは成功したように思うのですが、何かこれから注意することはありますか?
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新しい薬がよく効いて症状や副作用が軽減されることはうれしいことですが、その結果、新たな問題が生じることがあります。家族やスタッフは、本人がその問題を乗り越え、病気とうまく折り合い、自分らしい生活が送れるよう援助しましょう。