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日本国民は宗教の自由が憲法で認められています。どのような宗教を信仰してもよいのです。宗教はそれを信じ、求める人にとっては必要なものとなります。ただ、中にはお布施などの金品を預託することや寄付することが徳を得ることになる、という宗教もあります。もちろん、自分の財産を納得の上でそれに遣うのなら問題ありませんが、納得していないのに無理強いされたり、借金をしてまでお布施するというのは問題ですね。お布施をすれば病気が治るというのは、科学的には証明できませんが、それを信じている人にとっては、事実であり、体験者もいるという話になります。
私は、宗教は否定しませんが、お布施で病気が治るということについては、あまり信憑性がないと思います。宗教を信仰することで安心感を得たり、宗教を通じて知り合いが増えたりすることで、病気にいい影響を与えることはあるかもしれません。ただし、それはお布施をしたからではありません。
お布施をしたのに治らなかったら、「お布施の額が足らないからだ」と言われ、追加して多額のお布施を要求された話を聞いたことがあります。お布施とは本来仏教に由来するものですが、金額が決められているものではありません。多く払ったから徳が多く返ってくるというものでもありません。
もちろん新興宗教でなくても、お寺に行ったり、神社に行ったりすれば、お賽銭を入れますし、檀家であれば、毎月いくらかをお寺に納めているでしょう。良い宗教も多くあると思います。 ご自身で判断がつかない場合は、信頼できる人に相談されることをお勧めします。
実は、私も以前はタバコを吸っていました。17年くらい前に、あるきっかけでやめました。ですので、タバコを吸う人の気持ちもわかります。
「タバコは精神安定剤のひとつ」と言われるくらい、精神疾患のある人の喫煙率は高いようです。精神科病院に入院したことが、タバコを始めるきっかけになったという人も少なくありません。病棟の喫煙率が非常に高く(患者さんも看護師さんも)、受動喫煙にもなりやすいのですが、また娯楽が少ない環境ですので、タバコを吸う習慣のなかった人も、吸い始めてしまうようです。
現在は、完全に仕切られた喫煙室を設置する病院が増えていますし、全面禁煙のところもありますので、以前ほど受動喫煙はなくなり、喫煙習慣を身につけてしまう人も少ないと思います。
さて、タバコをやめるにはどうしたらよいかということですが、先日タバコの価格が上がった際に、禁煙する人が増えたニュースがテレビなどで報道されていました。その時によく耳にしたのが、禁煙外来という言葉です。多くは内科や呼吸器科のお医者さんが行っている禁煙補助剤を処方しながら、通院で禁煙しようというものです。古くは、禁煙入院を行っていた病院もありましたが、今は外来が主流です。保険が適用になりますので、自己負担も少なくて済みます。試してみてはいかがでしょうか。 少しずつ節煙していって、やめるという方法は成功率が低いそうです。やめるなら、すっぱりとやめるのがコツのようです。
私?、私の場合は…、ある人から「タバコをやめるのをつきあって欲しい」と言われ、あまりやめる気はなかったのですが、やってみることにして…、そのままやめてしまいました。その間もときどき吸うことはありましたが、せっかくここまでやめたのがもったいないと思うと続けられました。やめる気ないけど、せっかくだからもう1日、もう1日と思っていたら、吸わなくてもよくなったのです。
さて、喫煙されている皆さんはこれからも健康被害のリスクを抱えながら、高いタバコ税を払い続けますか?
抗精神病薬の副作用で口や喉が渇くため、多量に水分を摂取してしまう人がいます。あまり多く水分を取ってしまうと、低ナトリウム血症を引き起こす水中毒になる危険性があります。水分過剰摂取によって、むくみ、疲労感、頭痛、嘔吐などの症状を呈します。また重篤な場合、痙攣、昏睡、呼吸困難となり、死に至ることもあります。喉が渇いても一気に水をゴクゴク飲まないよう注意しなければなりません。
またスポーツドリンクならよいという訳でもありません。1日に分散して1.8リットル程度を摂取するのは問題ありませんが、汗もかかず、トイレにもあまり行かない状態で一度に多量の水を飲んでしまうと水中毒になる危険性がありますので注意して下さい。
喉が渇くことへの対処方法ですが、コップ1杯程度の水を一日何回かに分けて飲むようにしたり、ガムを噛むなどがあります。どうしても喉の渇きを我慢できないときは、水を飲むのではなく、氷を口に含んで徐々に溶かすようにすると喉の渇きは抑えられます。
それから、主治医の先生に副作用で喉が渇くことや水を飲み過ぎてしまうことを伝えるようにしましょう。薬の調整で喉の渇きを軽減したり、水分管理についてアドバイスをしてもらえます。
水分は不足しても、身体に不調を来たします。自分にとって適度な水分量を知ることが大切ですね。
実は、私自身も心配です(笑)。メタボリックシンドロームは、生活習慣病等のリスクが高くなる目安として近年注目されており、健康診断の際にも腹囲の計測がされるようになりました。私はここ数年ギリギリで引っかかっています(>_<)。
症状などによって活動が制限されて体重が増えたり、ストレス発散のため必要以上に食べてしまうなど、メンタルヘルスの不調がメタボリックシンドロームの原因になることもあります。統合失調症の人のメタボになる率は、一般の人より高いというデータもあります。精神科のお薬の中には、副作用として体重が増加する可能性があるお薬もありますが、人によって副作用の現れ方は違うので、そのようなお薬を飲んだからといって、全員太ってしまうわけではありません。体重増加が認められたときは、主治医の先生とよく相談しながら服薬することが大切です。
一方、メタボリックシンドロームの大きな原因として、運動不足が挙げられます。いつもより少し長く歩く、少し歩幅を広くして歩くだけでも、今までとは運動量が変わります。いきなり長距離のジョギングなど過度の運動をしなくても、無理なくできることを日常の中で取り入れることから始めてみるのもよいでしょう。
私は公共交通機関が少ない地方に住んでいるので、車での移動が多く、つい運動不足になりがちです。最近はなるべく階段を使ったり、徒歩で移動することを心がけています。
メタボリックシンドロームについては、このホームページの「メタボ脱出大作戦」に詳しく書いてありますので、そちらも参考になさって下さい。